2023年10月10日火曜日

ご祝儀の用意方法・書き方

こんばんは、こうちゃんです。

ご祝儀の相場がわかり、金額が決まりましたら、いざその用意方法ですが・・・多少世間的なルールがあります。

・新札の用意
慶事はあらかじめわかっている事項なのですから、札は新札(ピン札)を用意しましょう。
※反対に弔事は不意のことなので用意していてはいけないので旧札で用意します。

新札が無ければ、ATMでおろしたり、コンビニATMでは入手できなかったら、銀行の窓口等で預金を降ろし、その際に新札で、と頼むとよいです。

・札の枚数
慶事では、ご祝儀に割り切れる数は縁起悪いとされています。
ですので、一般的には、1,3,5,7万円などを出します。
ただし、8だけは末広がりを意味するため、よいとされています。
また、奇数ではありますが、9万円は9が苦と通じる、として避けるようにします。

また、近年では、新卒社会人などで、1万円では額的に、新郎新婦に悪いけど、3万円はふところ具合的にムリ、
ていう人には、2万円ならばよい、という風潮もあります。
※その場合、札の枚数だけでも割り切れないように、と1万円札と5千円札2枚で用意するのが礼儀です。

・ご祝儀袋
ご祝儀を渡す際には、ご祝儀袋に入れて渡すのが礼儀ですが、ここは、袋の準備にまで苦労するのは大変ですので、素直にコンビニや文房具屋に行き、
袋のパッケージにある目的別と金額別の範囲を見て選びましょう。

ほとんどのメーカーが用途や金額は表記してくれていますが、
ご祝儀の場合の袋は、水引が「一度きり」の意味を持つ「結びきり」のご祝儀袋を使用しましょう。
「結びきり」とは、一度結んだらほどけない結び方で、人生で繰り返しあって欲しくない結婚などに使用します。
蝶結びは、「何度も繰り返されてほしい」という意味があるので、婚礼での使用はタブーとされています。

だいたいこの水引のものの中で1万円か3万円でしたらあまり装飾の豪華でないもの、5万円以上なら、豪華な袋、あたりを選ぶとよいです。

なお、たいていのコンビニ等には、「婚礼用・3万円まで」、「婚礼用・5万円以上」の2種類が置いてある場合がほとんどですので、
自身の出す額に応じて選びましょう。
用途さえあっていれば、ほぼ水引は気にしなくても大丈夫です。



ご祝儀自体は、用意できているものとして、
さらに、ご祝儀袋の最終的な準備、記名等を説明します。

以下、記入の際の使う用具は、筆、もしくは筆ペンを用います。
太めのフェルトペン(線が太く出せるもの)でもよいとされていますが、ボールペンのような細い線を書くものは不適です。

・署名
ご祝儀袋には誰が出したかわかるように、
名前を入れるのが礼儀です(別に金額で招待客を差別しようというわけではないですが)。
まず表面の真ん中、水引よりやや下に縦書で自身の名前を書きます。
※袋に直接書くタイプのご祝儀袋と、付箋のような紙に書くタイプがあります。

一人の場合、中央に、連名の場合は、署名全体が中央になるように、右から年上順に記載します。
友人同士の場合は50音順などで。

・中袋
ご祝儀袋を開けた中に入っている中袋にも名前は書きます(ご祝儀は包みと中袋を別保管することが多いため)。
中袋の裏面左下隅に、縦書きで、住所、氏名、金額、を書くのが一般的です。
なお、購入したご祝儀袋にすでにデザインで、欄が印字されている場合は、それに従ってよいです。

金額の表記は、数字は使わず、旧漢数字での記載となり、金○萬円也(もしくは金○萬圓也)、と金と也をつけます。

※漢数字対応
1万円 壱萬円(壱萬圓)
2万円 弐萬円(弐萬圓)
3万円 参萬円(参萬圓)
5万円 伍萬円(伍萬圓)
7万円 七萬円(七萬圓)
8万円 八萬円(八萬圓)
10万円 拾萬円(拾萬圓)


・包み方
ご祝儀、およびご祝儀袋が用意できましたら、
上記までの署名記入は済ませ、まず中袋にご祝儀を入れます(包み方は市販の物なら売られている折り目通りで大丈夫です)。
ここで、ご祝儀のお札は、袋表側に、お札の人物の顔がくるように、
および、上側に先に顔が見れる向きに入れるようにします。

その後、中袋をご祝儀袋で包み、
袋裏面は「喜びを受け止める」という意味で下からの折り返しが上になるように重ねます。

そして水引をかけ、袱紗(ふくさ)に包み、会場に持っていくとよいでしょう。


こうちゃん